現在使用しているWindows10のPCはWindows11に対応していません。
できるだけ安く、正規の方法でWindows11を使えるようにするための検討を行います。
PCの対応状況
Windows11のシステム要件に対して、満たしていないのは次の3点のようです。
- PCはセキュアブートをサポートしている必要があります。
- TPM2.0がこのPCでサポートされ、有効になっている必要があります。
- プロセッサは現在、Windows11でサポートされていません。
調べてみると、黄色マークの2つはBIOSの設定で対応させることができるようです。
問題は赤マークの「プロセッサは現在、Windows11でサポートされていません。」です。
つまり、CPUが非対応だということ。ハードウェアの交換が必要になります。
今回は、CPUの交換について検討してみます。
CPU交換のために必要なこと
CPUのソケット形状を確認する (マザーボードは流用できるか)
CPUはソケットの形状が様々なので、現在と同じソケット形状でWindows11対応のCPUがあれば、CPUの交換のみで良いのですが、世代が古いので期待はしません。
設定 → 詳細情報
プロセッサ・・・Intel Core i7-3770 となっていました。
Intelのページでソケット形状を調べると、ソケット形状は FCLGA1155 となっていました。
同じソケット形状でCPU交換ができるか
CPUはマザーボードに乗っているパーツなので、ソケット形状が同じでWindows11対応のCPUがない場合、マザーボードの交換も必要になります。
FCLGA1155 について検索すると、Intelのcore-iシリーズ第3世代辺りまでの対応のようです。
Windows11はIntelのcore-iシリーズだと第8世代以上が要件になっているので、マザーボードも新しいものに交換する必要があるということが分かりました。
ケースに搭載できるフォームファクタ(マザーボードの形状)を確認する
マザーボードはケースに固定されているので、ケースが対応している形状によって、新しく導入するマザーボードの形状が決まります。
現在使用しているPCのケースはZALMAN Z11シリーズです。
ATX、microATXの2つに対応しているのでATXのマザーボードで新調しようと思います。
ケースの商品名がわからない場合は、ケースを開けてマザーボードのサイズを計測すれば現在ついているマザーボードの規格が分かります。次の3種類のどれかに当てはまると思います。
244mm×305mm・・・ATX
244mm×244mm・・・MicroATX
170mm×170mm・・・Mini-ITX
※サイズは誤差がある場合もあるようなので、おおよその大きさで見当をつけることになるかもしれません。
マザーボードを交換することを考慮すると、ほぼ自作PCを組むのと変わらないという印象です。
メモリの形状を確認する
現在使用しているメモリはDDR3。新しめのマザーボードはDDR4対応が多いようなので、メモリもDDR4に入れ替えようと思います。
交換パーツまとめ
交換が必要なパーツは以下のものとなりました。
- CPU
- マザーボード
- メモリ
流用するパーツは以下の通りです。
- ケース
- 電源
- HDD/SSD
- その他USB接続機器
新しくするパーツの具体的な構成は次回に検討します。
Originally posted 2023-03-25 15:53:09.