起こっていたこと
こちらの記事の方法で日本語入力ができるようになったChromebookのFirefox。時々日本語入力がおかしくなり、
「ぱそこん」と入力しようとすると「pあsおkおn」となってしまう事象が起こりはじめました。
通常、子音を入力した状態では確定するまでは下線が表示されているはずが、入力後の一瞬だけ下線が表示されて、すぐに確定してしまう状態でした。
この一瞬の間に、ほぼ同時に母音を入力すると「ぱ」の入力が成功するのですが、10回トライして1回成功するかどうかの成功率で、とても通常の文字入力はできません。
これが頻発し始め、まともに使えなくなったので解決方法を探っていました。
なぜか、ターミナルでは発生せず、普通に日本語が入力できていました。ターミナルはそもそも半角英数で使うものなのであまり嬉しくありません。ただ、この結果よりFirefoxとfictxまたはMozcの相性の問題ではないかと考えました。
成功した対策
MozcをAnthyに入れ替えることで解決しました。やはり相性の問題だったようです。
Anthyを導入する手順
※fcitxに関する設定は終わっている前提で記載します。詳細はこちらの記事を参照ください。
ターミナルを開き次のコマンドでanthyをインストールします。
sudo apt install fcitx-anthy
インストールが完了したら、一度ターミナルのタスクを二本指タップして、「Linuxをシャットダウン」からシャットダウンします。
シャットダウン後、再度ターミナルを起動して次のコマンドを入力してfcitxを起動します。
fcitx-configtool
すると、anthyが表示されているはずです。ない場合は左下の+から追加します。

mozcを削除してanthyを2番目に配置します。これで日本語入力が普通にできるようになりました。
mozcは一応マイナスボタンから消しました。
Originally posted 2021-09-05 10:38:03.