実家が遠方でもPCを操作してあげたいとき

親がPCに詳しくないけど遠方で手助けできない、ということを経験したことはないでしょうか。

遠くからでも相手のPCを操作して、その様子を相手も見ることができるツールがWindows10には標準で付いています。

ヘルプする人(以下、支援者)、してもらう人(以下、被支援者)がメニューから、次のアプリを起動します。

Windows アクセサリ→ クイック アシスト  を起動します。

起動すると、このような画面が起動します。

支援者側

「他のユーザーを支援する」を選んで、ログインします。
ログイン後、セキュリティコードが表示されるので、相手に教えてあげます。

被支援者がコードを入力して、アクセス許可を行うと、次の選択画面になります。

  • 完全に制御する
    相手のマウスやキーボードの操作ができます。
    被支援者も、自分のマウス、キーボードを操作することができるので、操作するときは声をかけてから行うようにしましょう。

  • 画面を表示する
    被支援者の画面を見るだけになります。
    被支援者のPCを操作することはできません。

今回は「完全に制御する」を選択します。

被支援者がアクセスを許可すると、被支援者の画面を操作することができるようになります。

画面はこのようになります。

画面上部にはメニューのようなものがあります。

左から
画面選択(被支援者が2画面以上の場合)、コメント、画面最大化、命令チャンネルの切り替え、区切り、 被支援者PCの再起動、被支援者PCのタスクマネージャ起動、再接続、一時停止、終了
となっています。

使い方が分かりにくかったものの一つ目、コメント。
これは画面上に落書きのように文字や絵を書けます。

二つ目は命令チャンネルの切り替え。
文字列をコピーしてほしい時など、 メッセージを送受信するのに使えます。


被支援者側

支援者に教えてもらったセキュリティコードを入力すると、次のような確認画面が出ます。

(支援者が共有オプションを選択するまでしばらく待つことになります。)

許可を押すと、被支援者のPCは共有され、支援者が操作できる状態になります。

被支援者側は、画面が黄色く縁どられ、中央上部にクイックアシストの画面が小さく出ています。


支援者から、「命令チャンネルの切り替え」で、文字が送られてきた場合は、ここに表示されます。

一時停止は、見られたくない操作をする際に、画面共有を切ることができます。銀行口座の操作などは、この機能を使った方が良いでしょう。

終了するには、×ボタンを押して終了します。

一つ気になったことは、何かをコピーするときなどの文字列の選択時に色が反転しません。
ちゃんと選んでいるのかが分かりにくいのが玉に瑕ですが、そういう時は「命令チャンネルの切り替え」を利用すれば良さそうです。


まとめ

実家の親から「パソコンが調子悪いんだけど・・・」というヘルプ依頼が時々ありますが、症状が的確に伝わらなかったり、操作方法を伝えても用語が分からないなど、もどかしいことがよくあります。
そういった場合に、直接画面を見て、操作して伝えればお互いにスムーズに解決できます。

もし、Windows7など、少し古いPCの場合は、サポートも2020年1月で切れてしまうので、Windows10にアップデート、または買い替えをお勧めします。

Originally posted 2019-10-05 00:22:39.

最後に
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